適応障害
適応障害
適応障害という病名は最も馴染みのあるメンタルの病名の一つではないでしょうか。著名人の方でも適応障害を公表されて一時的に休業される方もいらっしゃいますし、誰もが一度は耳にしたことがある病名ではないかと思います。ストレス社会に身を置いていますと、初めはほんの小さな変化から心身に不調をきたし、今までできていた仕事や学業、日常の活動ができなくなることがあります。その様なつらい時でも精神科や心療内科に受診することに抵抗がある方はいらっしゃると思いますし、つらい時にすぐに精神科や心療内科の予約が取れないことも事実です。
当クリニックでは仕事や私生活におけるストレスから、心身に不調が出始め困った時にすぐに相談ができる医療機関を目指しています。月曜日から日曜日まで困った時にすぐに受診していただき、必要に応じて当日に病名診断書、休職診断書の作成も対応可能です。休職された方は傷病給付金受給のための各種診断書作成から復職に向けてのサポートも行っています。土曜日、日曜日の診療も行っていますので復帰後の通院も安心です。
仕事や私生活のストレスが原因で生じる反応性の抑うつ状態を指します。ストレスに直面してから3か月以内と比較的短期間で発症し、その持続期間は6か月間を超えないことが特徴です。
休職や休業、配置換えなどでストレスの原因から距離を取ることで速やかに症状の改善が期待できます。適応障害の状態が続き、うつ病に移行するケースもありますのでストレスを抱えて心身に不調が出現した時点で早期の専門家受診が望ましいです。気分の落ち込みや不安感や焦り、不眠症状を伴う場合は、うつ病の治療に準じた抗うつ薬や抗不安薬を用いた薬物療法を行うこともあります。
気分の落ち込みや不安感、焦燥感、イライラ、無気力といった精神的不調を生じることが多く、うつ病や躁うつ病(双極性障害)といった気分障害群や全般性不安障害やパニック障害との鑑別が必要です。精神的不調に加え、動悸や喉のつまり感、息苦しさや手足のしびれ、腹痛、下痢、吐き気、めまい、耳閉塞感といった多岐に渡る身体的不調も多いです。身体的不調に対しては内科薬や漢方薬を組み合わせながら症状の軽減を目指します。
多くのストレスを抱えながら生きている我々はいつ適応障害を発症してもおかしくありません。ストレスを原因として生じた心身の不調をすぐに相談できる医療機関であることを目指してクリニック名を“御器所ストレスメンタルクリニック”としました。
職場の同僚はあんなに頑張っているのに私は…と、つい考えてしまうこともあるかもしれませんが、そもそも許容できるストレスの量や質は個人差が大きいため、同程度のストレス環境であっても適応障害を発症する場合もあれば、適応障害を発症しない場合もあります。
抱えているストレスが大きければ大きいほど適応障害を発症するリスクは上がりますし、さらにストレスの大きさに加えて、自身の抱えているタスクを自身でコントロールできない環境も適応障害の発症のリスクです。学生さんやビジネスマンの方は平日の受診は難しいことも多いと思います。当クリニックは土曜日や日曜日も朝から夕方まで診療受付していますのでいつでもご相談ください。