不眠症|御器所ストレスメンタルクリニック|昭和区の心療内科|御器所駅すぐ

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不眠症

不眠症|御器所ストレスメンタルクリニック|昭和区の心療内科|御器所駅すぐ

当クリニックの不眠症外来の特長

当クリニックでは睡眠衛生指導を行いながら、必要に応じて睡眠の補助となる睡眠導入剤や眠剤を用いた薬物療法を提案いたします。「絶対に薬は飲みたくない」「漢方なら飲んでもいいかな」「癖になりにくい薬でお願いします」「何がなんでも寝たいです!!」と患者様の不眠の訴えも、不眠治療に対する姿勢も様々です。患者様一人一人の睡眠状況や生活スタイルに適した治療を一緒に考えて提案していきます。

不眠症とは

十分に睡眠を取ることができる環境が整っているにも関わらず、寝つきが悪い、途中で目が覚める、朝早く目覚めてしまうといった不眠症状が生じており、日中に眠気や集中低下、疲労感が出現し、学業や仕事のパフォーマンスが低下している状態のことを不眠症と言います。身体的な問題があり不眠症状が出現することもありますし、他の精神疾患による二次的な不眠症状が出現することもあります。身体的な問題や他の精神疾患が原因での不眠症状は原因となる疾患の治療が優先されます。
不眠症状を引き起こす原因を調べた上で睡眠衛生指導や薬物療法を導入していきます。まず簡単に取り組めることとして、眠れなくて就寝時間が遅くなったとしても毎日の起床時刻を一定にします。日中は適度に活動的に過ごし、昼寝をする場合は午後3時より前に30分間に留める。夕食以降のカフェイン、就寝1時間以内の喫煙、飲酒は控えます。ぬるめのお風呂で身体を温めることも効果的です。就寝する部屋は快適な温度と湿度を保ち、できるだけ外の音は遮断して照明も適度に暗くしましょう。加齢によって必要な睡眠時間は短くなりますので8時間睡眠を目標にしないようにしましょう。睡眠衛生指導を行っても改善しない場合には睡眠導入剤や眠剤などの薬物治療が検討されます。

不眠症タイプ

不眠症状にはいくつかタイプ別にわかれます。

  • 寝つきが悪くなる「入眠障害」
  • 眠りが浅い、途中で何度も目が覚める「中途覚醒」
  • 2時間以上早く目が覚めてしまい二度寝ができない「早朝覚醒」
  • 起きたときにぐっすり眠った感じがしない「熟眠障害」

不眠症のタイプ、患者様の生活スタイルに応じて超短時間型、短時間型、中間型、長時間作用型の睡眠導入剤や眠剤を調整していきます。

不眠の原因

不眠症の大部分は、それぞれ原因があり、原因により対処法も異なります。
特に睡眠時無呼吸症候群、レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)、周期性四肢運動障害などの睡眠障害にはそれぞれの治療法があり、これらは睡眠衛生指導や通常の睡眠導入剤や眠剤では治りません。このような疾患が疑われる場合は、専門の医療機関をご紹介させていただきます。

不眠の原因

ストレス

不眠症の多くはストレスや葛藤に対する覚醒反応として突然出現します。ストレスや葛藤が解消されれば不眠症も改善することが多いですが、眠れないこと自体への恐怖心から、眠ろうと努力すればするほど、不眠はかえって悪化する傾向があります。短期的に依存性の少ない薬物療法が望ましいです。

身体的な問題

高血圧や心臓病、夜間に横になると出現する咳、発作などの呼吸器疾患、腎臓病、頻尿、糖尿病、関節リウマチ、甲状腺機能低下症など、病気により不眠が生じます。不眠症そのものの治療も大切ですが原因となる疾患の治療が優先されます。

精神障害

うつ病では不眠症状が出現し、躁うつ病では睡眠欲求の減少といって頭が冴え渡り、睡眠が不要に感じる症状が出現します。パニック障害や統合失調症や認知症、PTSDでも不眠症状を認めることは多く、背景に精神障害があり不眠症状を伴う場合にはその精神障害の治療も並行して行う必要があります。

服用している治療薬が原因で不眠症状が伴うこともあります。
ステロイドや抗がん剤、インターフェロン、ADHDの治療薬を内服されている方は薬の影響で不眠症状が出現する場合があります。

刺激物

アルコール、カフェイン、ニコチンなどが原因で起こる不眠もあります。アルコールは入眠しやすくなる一方で睡眠の深さは浅くなるので中途覚醒が増えます。
コーヒー、紅茶などに含まれるカフェイン、たばこに含まれるニコチンなどには覚醒作用があります。また、カフェインには利尿作用があるため、トイレで起きるといったこともあります。

生活リズムの乱れ

人間の体には25時間周期の体内時計が備わっています。しかし一日は24時間であり体内時計と1時間の誤差があります。我々はその誤差を朝、太陽の光を浴びることで補正しています。
現代は24時間社会といわれるほどで昼と夜の区別がなくなっており、昼夜のメリハリのない不規則な生活や夜型生活を送る人が多く、体内時計の乱れが原因の不眠症を発症する人が増えていると考えられています。

環境

騒音や光が気になって眠れないこともあります。
入眠困難、中途覚醒や早朝覚醒が起き、眠りの質が低下するため、日中の眠気が生じ、活動に支障が出ます。

当クリニックからのメッセージ

成人の約3割に不眠症状があり、私(院長)も時に睡眠薬のお世話になることがあります。精神的なストレスが大きくなると中途覚醒が増えて翌日の仕事のパフォーマンスが低下することを肌で感じており不眠症の辛さはよく理解しています。患者様に処方する睡眠導入剤や眠剤は一通り自身でも試しており、飲み心地もわかっていますので不眠症状でお悩みの方はいつでもご相談ください。